当NPO法人は今年4月から2つの新規事業を開始しましたが、そのうちのひとつが出版事業です。第一弾として連続セミナー[実例から知る、「発達の遅れ」が気になる子どもの教え方]で報告された7つの体験発表をピックアップし、1冊の本にまとめました。
書名は『親が語る、「発達の遅れ」が気になる子どもの教え方』。対談形式の良さを生かしつつ、実例ならではの事実が多数です。定価1,650円(本体価格1,500円+税10%)。4月30日発行。全国の書店、オンライン書店で購入できます。
【ここが特徴!】
◎対談形式(保護者vs指導者)だから、読みやすい、わかりやすい
◎10年以上に及ぶ実例だから、子育て・指導のヒントになり、見通しが立つ
◎25年の指導実績に基づく具体的な事実・エピソード・アドバイスが多数
◎幼児期の過ごし方、家庭学習の進め方、いじめ対策、学校との連携に役立つ
◎時系列情報のポイントを「成長のフローチャート」図として紹介
◎幼児期と最近の学習の記録(絵日記、作文、学習ノート、新聞づくり、など)も掲載
★ありそうでなかった、たくさんの親と子の成長記録(7つの実例&ヒント)★
【7つの実例と保護者の言葉】
❶小学校教師と中3(「自閉症」)……「先生方の強さが背中を押してくれました。そうでなかったら、不安の中で前へ進めなかったと思います」
❷会社員と中3(「自閉症」「広汎性発達障害」)……「『ああ、本当に成長したな。こんな日が来るとは思ってもみなかった』という気持ちが起きまして、ぐっと来るものがありました」
❸医師と高1(「自閉傾向の強い広汎性発達障害」)……「子どもであれば、『この子をどのような道に導いていかなければならないのか』を考えなくてはいけないと思うのです」
❹元看護師と高1(「自閉症・発達遅滞」)……「『学校へ行きたくない』とは一度も言ったことがなかったです」
❺主婦とミドルスクール8(「高機能自閉症」)……「『まずは学習』ということにすごくびっくりしちゃったんですね」
❻会社員と社会人2年目21歳(「知的遅れを伴う広汎性発達障害」)……「幼児期からの学習習慣の積み重ねがなければ高校3年間の成長はなかったと改めて感じました」
❼主婦と社会人1年目23歳(「難聴」「自閉症・ADHD」)……「なぜここまでご挨拶の時間をかけるのか、学習をしに来た私としては『えっ』という気持ちもあるんです。学習時間も短くなるとか。でも、これが大切だったんだって……」
[進行・解説] 河野俊一さん(エルベテーク代表/医療法人エルベ理事)
【主な対象 】 保護者・学校関係者・福祉関係者など
【体裁】 A5判 168ページ カラー 1,650円(本体価格1,500円+税10%)
【目次】
序にかえて 教えるべきことに、健常者と障害者の違いがあるわけではない……2
01 仁科さん(中学3年生の母親) 言葉の遅れ、多動、こだわり、偏食などを克服し、家庭学習に力を入れる……8
02 向井さん(中学3年生の母親) 「会話することは一生ないでしょう」と言われた子が高校受験をめざす……30
03 坂本さん(高校1 年生の母親) 母親として、医師として、発達障害への適切な対応を考える……52
04 森田さん(高校1 年生の母親) 乗り越える努力を家族みんなが支えた……74
05 黒木さん(ミドルスクール8 年生の母親) アメリカで巡り会えなかった指導法に日本で出会った……96
06 前川さん(社会人2年目の母親) みんなが知りたい、「発達の遅れ」を乗り越え社会人になるまで……118
07 春野さん(社会人1 年目の母親) 大人の思い込みをはるかに超えて大きく成長した……136
【進行・解説】河野俊一さん(エルベテーク代表/ 医療法人エルベ理事)
解説 実例は最良の参考書……160