[NEWS]セミナー第10回を開催します

連続セミナー[わが子の「発達の遅れ」、その改善に取り組む保護者たち]第10回(後援/埼玉県、埼玉県教育委員会、川口市、川口市教育委員会、川口市社会福祉協議会)を開催します。

 

*赤い羽根共同募金重点助成事業の一環として実施されます。


第10回は、前回第9回でお話しいただいた保護者(高校3年生の母親/保育士)に改めて体験発表をしてもらうことにしました。前回申し込みながら定員の関係で参加できなかった方にも、経験に基づいた貴重なお話を聞いていただけるのではないかと考えています。

 

Part2では、小学校から中学校まで家庭ではどのように接し教えたのか(学習面ならびに生活面)、友達との関係をどのように導いたのかなど、保護者の特に関心のある部分に焦点を当て、より詳しく体験発表をお聞きしたいと考えています。

 

■ 「今の息子の様子はほんとうに穏やかで、年中の時の多動的で攻撃的だった部分は(学校の)どの先生が見ても『信じられない』というお話をいただくほどです」という紹介で始まった体験発表は、参考になるものばかりでした。子どもの言い訳や思いつきの言動に振り回されない親の姿勢、子ども自身が物事(学習面・生活面)に積極的に取り組む習慣を育てる親の姿勢……。

 

■現在、明るく誠実で成績優秀な高校3年生の息子さん(長男)。しかし、年中の時には「高機能自閉症」、就学前には「広汎性発達障害」「多動性障害」と診断されました。周りに相談しても返ってくる言葉は、「大丈夫だよ」「学校に行くまでにどうにかなるから」だったそうです。

 

■小学校入学にあたって特別支援学級を勧められたものの、診断名から「自閉症」という言葉が消えたこともあって両親は「普通学級で様子をみてほしい」と強く希望しました。しかし、結局、授業についていけず、1学期の終わりに担任から「2学期には特別支援学級へ移るように」と言われました。

 

■「どうにかしなくては」と必死な気持ちになった両親は、その夏休みにようやく効果的な接し方・教え方を探り当てました。やがて息子さんは学習を重ねるにしたがって、自ら計画を立てやり遂げる習慣を身につけるようになりました。その基盤の上に周りが驚くほどの力を発揮し、現在に至っています。

 

■今回は、息子さんの成長記録をベースに、どのようにしたらわが子に自立的な習慣を身につけさせることができるのか、そのために幼児期・学齢期に日々どのように接すればいいのか、それら子育てのキーポーイントについてエピソードを交えながらより詳しく話してもらいます。 

 

 

[テーマ] 「大人の接し方が変われば、子どもは伸びる Part2 

 

[プログラム] 体験発表(高校3年生の母親/保育士) + 進行・解説・質疑応答(エルベテーク代表/医療法人エルベ理事・河野俊一さん)

 

[日時] 6月2日(土) 10:00〜12:00(受付開始9:45〜)

 

[会場] メディアセブン コミュニケーションスタジオ(川口駅東口「キュポ・ラ」7階 048-227-7622 http://www.mediaseven.jp/) 

 

[定員] 30名(対象=保護者)

 

[参加費] 500円

 

[申し込み] 氏名・住所・職業・連絡先のほか、(1)「お子さまの年齢・学年」(2)「子育てで困っていること、聞きたいこと」を明記してメールか電話/ファックスで当NPO法人へ

 

 *関心のある方の参加を募っています。